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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/03/12 

Vol.87  「ポテトバーガー」

執筆 院長 小林真哉

二月の下旬のYahooニュースで見た記事ですので、皆さんもご覧になったかもしれません。
ポテトバーガー? 私自身は、ポテトとフィレオフィシュバーガーとホットコーヒーならバリューセットで数か月に一度食べたくなりドライブスルーします。
しかしながら、いろいろな講演会で一汁三菜のバランスの取れた食事(和食)を皆様にお勧めしている身としては、B級グルメ・ファーストフードのハイカロリーな誘惑に抗い、なるべく間隔を空けるようにしているのが現状です。
ニュースの内容はCNNによると米ファストフード大手バーガーキングがニュージーランドで、フライドポテトだけをはさんだバーガーを売り出したというものでした。
ある店舗の調理場で責任者が偶然、バンズの上にフライドポテトを落としたのをきっかけに考案されたそうです。
なんとも斬新な組み合わせでしょうか? ジョークでしょうか? 賛否両論のようです。

そこでふと思いました、この商品が企画され店頭に並ぶまでのプロセスを。
既にある商品の組み合わせという斬新なアイデアでは有りますが、一方、今までも別々とは言え購入していた既存のものの単なる組み合わせだと言われるリスクのあるアイデアでもあります。
毎朝、院長として様々な企画・報告等を決裁していく身としてはとても興味が湧くニュースでありました。
なぜなら、一番大切なのはポテトバーガーのような日常目に触れているものからアイデア・企画が生まれる風度とそれが僕まで迅速に届くシステムなのだと考えるからです。
見ず知らずの事象から新たな発想をすることは難しいものです。一般的には他者から見て新しいと思われるような企画をするには、一つ目は他分野の様々なことを学び自らの分野に応用すること、二つ目はポテトとバーガーのように日常当たり前のように触れられている事象に対して柔軟な発想が持てるかが大切なのでしょう。

院長就任して約一年が経とうとしています。
新生足助病院の方向性を職員に語り・問いかけ模索し、一年間共想してきました。二年目は共創する年です。
企画は地域の皆様の参画なしには実態が伴わない所謂“企画倒れ”になります。
当院での様々な企画に、これまで同様足を運んでくださるよう切にお願いいたします。
これまで以上に魅力的な企画が発信されることにご期待ください。

さて、休日は久しぶりに・マックかモスバーガーかフレシュバーガーかな・・・?
うーん、魅力的なラインナップで迷うポイントが多すぎても決裁が鈍りますかね。
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