2020年3月に入り新型肺炎の影響で会合が皆無になり、院長として週の内の半分以上を外部の会議・講演会等に割いていた身としては慣れません。
会の終了後の懇親会は情報交換を図り、コミュニケーションの幅・深さを広げ、人脈作りにとても有用なことですし、アルコールがその一助になることもあるのかなと思います。
私自身は所謂下戸で、ほんの付き合い程度しかたしなめないので、相手方が残念に思うことも多いようで心苦しい場面に遭遇します。
そんな時の物言いとしては「お酒が弱いので」くらいしか思い付かない訳ですが、目上の人に勧められるとなかなか切り出しにくいものですね。
しかしながら、最近はお酒に対する意識も変わり、所謂〝アルハラ〟が市民権を持つようになったのでお酒の弱い方も助かっているのかなと思います。
さて今日の表題ですが、最近「今の若い人はお酒を飲まない」と言われるようになり本当にその傾向は拡大しているそうです。
今、若者たちの間では、あえて飲まない人や、少量しか飲まない人【Sober Curious(ソバーキュリアス)】を自称する人たちが増えているそうです。
ミレニアム世代を中心に、このあえて「飲まない」がトレンドになってきているようです。
現在の20代は一世代前に比べて20%もアルコールを飲んでいないそうです。
そんな話題をしていたら、当地域での様々な社会活動をアクティブに仕掛けている早川名誉院長がおっしゃっていました。
「地域の会合等にいくと飲みニケーションの大切さ・必要性を言われるよ。」
僕が思うに、現代の若者には所謂、雇用関係・上下関係のあるような状況下での飲酒を伴う飲食が疎まれているのではないかと。
反面、人と人の触れ合いを大切にするコミュニケーションツールとしての飲みニケーションは必要とされているのだろうと。
だからこそ、我々世代もON/OFFの境界をしっかりと定めた付き合い方を大事にしていかなくてはならないのだろうと。
日々、院長室には課題が持ち込まれる訳ですが、少し、何かを口にしながらいい間合いを取って議論をしていく方がスムーズな案件もありますね。
コラム Vol.37 KWIDANで述べさせていただきました、日本人特有の窓ではなく〝間戸〟の世界観が〝間合い〟にもつながるのでしょうか。
令和2年度からは職員とのそんなコミュニケーションを更に深められたらと想うコラムとなりました。