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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/20 

Vol.98  「車庫入れ」

執筆 院長 小林真哉

【車庫入れ練習と新社会人】という記事を見つけました。
どうやら、公園などの広い駐車場で周りに車のない状況を利用して、車の車庫入れ練習をする新米ドライバーの記事でした。
3月~4月のこの時期にはよく見られ、皆がそれぞれ身に覚えのある微笑ましい光景です。
ふと思いましたが、この新型肺炎の影響で自動車教習所・運転免許場等はどうなっているのだろうと・・・そしてその後、仕事に必要な免許は・・・
卒業式も縮小、送別会も縮小、謝恩会等の飲食を伴う華やかなパーティーは自粛、入学式も縮小・・・ありとあらゆることが自粛・縮小にならざる得ない状況に新入生・新社会人・卒業生・定年退職者等のご本人および家族・友人をはじめとして周りを取り巻く人々が寂しい思いをしました。
私自身も、病院と自宅を往復するのみの日々を送っています。
飲食を伴う様々な人との情報交換の場は皆無となり、必要最低限の会議のみの開催とされています。
そんな中でも遠隔会議を模索したりして楽しみを見つけ職員一同頑張っています。
どのような状況でも視点を変えて取り組めば少しでも状況は変わります。そしてその試みは未来に生かされます。
こんな時だからこそ、見えるものがきっとあるはずです。
そしてそれを見つけるのは自分自身なのです。

海外で仕事をしている私の友人からのメールの中に彼が海外の医療関係者からかけられ、感銘を受けた言葉が記載されていました。

『we stay at work for you, you stay at home for us』
意訳は「私たちは病院でがんばるから、お家で安寧に過ごしてね」でしょうか。

私自身、彼を励ますつもりのメールに逆にとても勇気づけられました。

皆様方におかれましては、ご自宅で過ごされる日々が続いているかと思いますが、心身ともに健康に留意して、是非、明日へつながる良い過ごし方を工夫なさってください。
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